弁護士業務とスマートフォン
2012/05/22鴻和法律事務所の弁護士の向原です。
少し前から、スマートホンを導入しました。
以前にいちどスマートホンで失敗していて、そのトラウマがあったため、スマートホン導入には消極的だったのですが、端末の性能が上昇しつつあること、及び、アプリが相当使えることがわかったので、もう一度スマートホンに挑戦してみようと考えて、導入しました。
今回は、店頭でしつこくサンプル端末を触り、その体感性能を相当吟味して機種を選定しました。
さて、使ってみると、以前(といっても2年前)、某国産スマホでいっぱい食わされた時代とは、端末の動きがまるで違いました。また、通信速度も早く(LTE=ロング・ターム・エボリューション=要するに高速通信対応)、家でネットをしているのと変わらない体感速度を得られました。
ただ、いかんせん、電話代が高い!!30秒で21円。
そこで、少しでも電話代を下げられないか、検討していたところ、いまでは、スマホ向けの様々なIP電話サービスがあることがわかりました。
これらのサービスに共通する特徴は、
(1)インターネット回線を利用する電話サービス
(2)値段が安い
(3)但し、特別なアプリを入れるなどしなければならない
ということで、若干面倒です。
今回、私が選んだのは、IP電話業界では有名なフュージョン・コミュニケーションズ株式会社が提供するサービス「IP-Phone SMART」です。
このサービスを選んだ理由は、とにかく安いことです。30秒で8.4円。Xiの半額以下です。
その導入方法ですが
1 フュージョン・コミュニケーションのHPで、利用申し込みをする。
2 新たな電話番号やパスワード等が発行される。
3 IP電話アプリを導入する。
今のところ、「IP-Phone SMART」に対応するアプリは「AGE Phone」というアプリだけなので、これをスマホにインストールする。
4 AGE Phoneの、「サーバアドレス」欄に、2の手続で発行された「ドメイン」を入力する。
また、内線番号・ID欄に、2の手続で発行された「SIPアカウント」(数字です)を入力する。そして、パスワード欄に、2の手続で発行された「SIPアカウントパスワード」を入力する。
これらを完了すれば、2の手続で与えられた電話番号が開通します。あとは、普通の電話機のようにつかっていただけます。
スマホから電話をかけるときは、普通に電話帳から電話したい人を選べば、電話アプリを選択する画面が一旦出るので、そこで「AGE Phone」を選択すれば、上記の手続によって開通させた「IP-Phone SMART」を経由した通話が可能になります。
なお、「IP-Phone SMART」のサービスは、まだβ版(つまり試用版)だそうです。
同様のサービスに、NTTコミュニケーションが提供している「050plus」というサービスもありますが、「IP-Phone SMART」が基本料金無料なのに対し「050plus」は基本料金が315円かかりますから、どちらを選ぶかは、音質などによる好みの問題だと思います。
スマートホンには、このような活用法があるという一例ですが、これから先、スマートホンが業務にどのように活用できるか、色々と試してみたいと思っています。